暗算力は必要?
最近読んだ本では、よく計算力や暗算力の必要性を目にします。
計算はあくまでもツールです。
しかしどんな難しい問題が解けそうでも、計算ミスをしてしまえば点数は取れないことから、計算力の重要性は理解できます。
私自身はミスをしないように気を付けながら筆算をしていたタイプです。
小学校の時にそろばんを習っており、数を捉えるのが楽になったような気がしますが、暗算までは進まなかったので、今でも簡単な暗算も苦手です。
中学受験の算数の先生で有名な安浪先生は、算数力として
- 計算力
- 知識力
- 思考力
- 立式力
- 作図力
を挙げています。
計算力とは、
- 正確さ
- 速さ
- スマートさ
を兼ね備えたものとのこと。
これを身に着けるには、
- 計算のルールを知る
- 基礎体力(暗記力、暗算力)をつける
- 間違えやすいポイントを知ること
- 自分のミスパターンを把握すること
が重要だそうです。
そしてこの基礎体力である暗算力をつけるために暗記すべきものは、
- 九九
- 小数と分数の換算
- (余裕があれば)平方数
- (余裕があれば)3.14×1~3.14×20
- (余裕があれば)100未満の素数
私は九九しか覚えていません…。
国際数学オリンピックのメダリストを育ててきた栗田哲也先生は、
「音感」があるように「数感」があるとし、小さい頃から数に親しみ、数というものの感覚をほとんど暗記するように身につけたほうが良いとしています。
この能力は小学校の低学年頃にピークを迎えるそうです。
佐藤ママは、小学校に入る前に一桁の足し算は瞬時にできるようにしていたとのこと。
暗算力をつける方法
くもん
安浪先生は、暗記するために短時間でゲーム感覚で取り組むことを勧めています。
また暗算力は筋力のため、鍛える必要があるので、テキストに取り組むほか、日常生活の中でナンバープレートの数字を足すなど楽しんで取り組むとよいとのこと。
そして安浪先生、栗田先生、佐藤ママは、くもんを勧めています。
圧倒的な問題数と反復練習で鍛えられます。
そろばん
そろばんでも、一定以上上達すると暗算ができるようになります。
頭の中にそろばんをイメージすることが必要となります。
そこに到達するには、くもんと同じく毎日の練習が必要となりそうです。
また最近では、そろばんは目と指がリンクすることから脳の活性化も期待できると言われています。
そろタッチ
そろばんの仕組みをiPadで応用した暗算学習方法で、最近ブログなどでも見かけます。
そろタッチでは、暗算をトレーニングする適齢期を5~8歳としています。
ゲーム感覚で取り組めるようですが、こちらも毎日の練習が必要です。
どれを選ぶ?
我が家では自宅でくもん国語に取り組んでいますが、これ以上プリント学習を増やすのは難しそう…。
そろばんは、通う必要性もあるし、暗算ができるまで継続できるかという不安もあります。
そろタッチは、楽しく取り組めそうですし、低学年までに短期間で暗算をマスターできる可能性があるのが魅力です。
ただ、我が家では息子のモバイル使用を解禁していないので、これら機器との付き合い方を考慮してから取り入れることが必要そう。
それぞれの特徴と息子との相性を検討していきます。