図書館で借りた本です。
本の概要
この本は,
- 脳の育て方で子供の将来の可能性が決まる根拠
- 育てるのは二つの力:「知的好奇心」と「共感力」
- 知的好奇心を育てるための具体的な方法
- 共感力を育てるための具体的な方法
- さいごにとっておきの方法
について書かれています。
脳の育て方で子供の将来の可能性が決まる根拠
著者の瀧先生は、大人は外見を見るとその人の脳の画像が浮かび、
子供の生活習慣や親の接し方を聞くと、大人になってからの脳の画像が浮かぶと言う。
えー!
超能力者⁉︎
ということは、
子どもの生活習慣や親の育て方が、脳を作る、ということです。
ちなみに、MRIが撮れる5歳の子の脳の画像を見ると、生まれてからそれまでの過ごし方と脳の成長との関係が見えるとのこと。
ああどうしよう…と思ってもいまさら仕方がないので、
今後の対応策を学ぶとします。
脳の中の、よく使われるところはより強くなり、周辺ともつながり、使われなければ不要と見なされてしまいます。
脳を発達させるためには、脳が感じる刺激が必要。
刺激といっても、日常的なことです。
子どもの問いかけに答える、新しいことを知る、五感で感じる、などです。
育てるのは二つの力:「知的好奇心」と「共感力」
親にできるとは、子供のたくさんの可能性を伸ばすことです。
この本では、子どもの可能性を伸ばすに2つの点を強調しています。
「知的好奇心」と「共感力」を育てることです。
なぜなら,
知的好奇心があれば,自ら勉強を楽しむようになるから,
共感力があれば,優しさや思いやりが育ち,いろんな人たちと一緒にがんばれるから,
です。
知的好奇心を育てるための具体的な方法
知的好奇心が育つ → 知ることが好きになる → 勉強が好きになる
という図式。
その知的好奇心を育てるには、図鑑が一押しとのこと。
そして図鑑でバーチャルとリアルを結びつける。
図鑑の知識だけではなくて,その本物を見たり体験したりすることで,知的好奇心が何倍にも育つ。
また,親の声かけ(「ほら、みてごらん」)で、きっかけを作ることも大事。
そしてがんばる姿をほめるのを忘れずに。
共感力を育てるための具体的な方法
親子でスキンシップをすることで、オキシトシンが放出され、子供にとっての安全基地ができます。
安全基地ができると,安心感に満ちた土台ができます。
共感力を育てるには,まず,親が子どもの行動や感情に共感をもって言葉がけをすることが大事。
そして絵本の読み聞かせは共感力にも良い影響が。
絵本の読み聞かせによって,子どもの感情が豊かになります。
さいごにとっておきの方法
脳の鏡である”ミラーニューロン”に上手に働きかけると,
「知的好奇心」と「共感力」を上手に育てることができます。
ミラーニューロンとは,脳にある神経細胞で,
誰かの表情をみると,まるで自分が同じ感情になったような反応を起こします。
また人の動きも自分の鏡に映しだし,まるで自分がやっているかのように,脳の中で体験させます。
人は誰かを真似することで,新しいことを学んでいるということ。
そのため,一番近くにいる親自身が,何かを楽しくやっていることが大事。
親がさまざまな人と楽しく話したり、席を譲ったり、感謝したりする姿を見せるのもとってもよい。
また,一流のものを見せることで一流に育てることにもつながります。
伝記を読むのも良いです。
さっそく,日常で実践です!