私は関西出身ではありません。
学生時代に関西地方に住んでいたことがあり、
ユニークで温かくて奥深い人柄と土地柄にずいぶん救われました。
それで今でも関西弁を耳にすると、ホッとします。
絵本はいろいろな世界を体験できますが、
関西弁で書かれた絵本は、日本の中にもさまざまな言葉と風土があることを感じさせてくれます。
また関西弁で書かれた絵本には、おもしろさとやはり人生の奥深さを感じるセリフもあります。
ぼちぼちいこか
題名そのものが大好きです。
最後のセリフもいいです。
「ま、ぼちぼち いこか ― と いうことや」
英語が併記されたバージョンだと比較ができておもしろいです。
最後のセリフは、
「and take it easy」
すすめ!かいてんずし
子どもが大好き回転ずし。
本の中のセリフ
「レーンうごいてんねん、いくしかないがな」
人生そのものです。
オニのサラリーマン
オニは関西人だと錯覚してしまいます。
本の中のセリフ
「あれ?なんや たいしょう、
げんき ないなあ。
ほら、おでんの コンニャク、
いっこ サービスしとくわ。
だしが しみてて、おいしいで」
こんなこと言われたら、泣いてしまいそうです。
やさいのおにたいじ
こちらは京都弁の絵本。
「しんせつな おかたはん、これから
どちらへ いかはるんどすか」
丁寧でゆるりとした感じに癒されます。