おかんが泣いてしまう絵本
最近、子どもの自立が描かれた絵本で、おかんの存在、役割を考えさせられました。
おかんが泣ける絵本たちです。
「こすずめのぼうけん」
一つ目は,「こすずめのぼうけん」
飛べるようになったこすずめは、母すずめの助言を聞かずに遠くまで飛び立ち、案の定、世知辛い世の中に疲れた、母すずめに負ぶわれて帰るお話。
言うことを聞かなかったこすずめに対し、いっさい小言を言わずに、ただ温かくこすずめを負ぶって帰るははすずめ。
私も、いざという時に、黙って温かく出迎えるおかんになれるかな。
んー、難しい。
シロナガスクジラ
もう一冊は、「シロナガスクジラ」(かがくのとも)。
母クジラは出産のために、飲まず食わずで泳ぎ続け、出産後は子クジラに遊びを含めて全てを教える。
そしてそのあと、親子は違う道を進む。
母クジラのように、全てを学び旅立つ子どもを背に、おかんは子どもを振り返らずにおかんの道を歩んでいけるだろうか。
子どもの自立を前提に,いまのおかんはどうする?
今は、お母さんお母さん、とうるさいぐらいで、たまには一人にさせてよ、と思うけど、それは多くの人が言うように、今だけ。
今朝も、遅刻して幼稚園に向かうと、友達を見つけた途端、おかんを振り返らずに走り出した息子。
そんな息子を認め、信頼し、ふとした時に帰る場所になりたい。